城南大学

１：城南大学とは？

２：城南大学の構成

３：大学としての特徴

４：卒業後の進路

１：城南大学とは？

　東京都足立区にある私立大学である。
　最寄駅は足立区北千住駅。北千住から歩いて１０分程度の場所に立地する。
　生徒総数は７０００人程度。その中で留学生は４％程度。
　交通の便が比較的良い立地条件と広大な敷地、自由な校風からか、それなりに人気は高い。
　偏差値は５５〜６８。学部・学科によってかなり違う。工・文・法学部が全般的に人気がある。


２：城南大学の構成

　城南大学は工・理・農・文・法・教育・商経・社会の８学部からなる総合大学であり、それぞれの学部の中に以下の学科が存在する。

　工学部：物理工学科・情報工学科・建築学科・地球工学科・コンピューターサイエンス科
　理学部：数学科・物理科・化学科
　農学部：農学科・水産学科・農芸化学科・食品栄養学科・国際資源管理学科
　文学部：文学科・史学科・心理学科・哲学科
　法学部：法律学科
　教育学部：教育学科・国語国文学科・英語英文学科・社会科・理学科・外国語科
　商経学部：経済学科・商業学科・経営学科
　社会学部：人間関係学科・現代社会学科

　余談であるが、医・歯・薬学部については、城南大学から歩いて数十分程度の場所に城南医科歯科大学という大学が存在する。この大学は公立であり、私学の城南大学とは無関係であるのだが、その名称から混同されることがある。


３：大学としての特徴

　学風としては『自由な学問としての場を提供する』という建学の精神から、非常に自由な雰囲気を有している。
　特徴としては、最低限の学部として決められている単位（学部によって単位数に差はあるが、少ない学部だと十数単位程度）を取得すれば、その他の必要単位は、どの学部の単位を取ったとしても、その単位は互換性を有するという、非常に珍しい単位制度を持つ。そのため、学生は自分に必要と思われる授業ならば、例え他学部の授業であろうとも受けることが可能であり、マクロ的な視点を養成しやすい。
　ただ、この制度の存在は、『取り易い単位のみを重点的に取得する』という学生も増加させるため、一般的に言う、やる気のある学生とやる気のない学生の格差はかなり開いている。
　また、学科としてはビジネスや医療といって職業的分野よりも、社会学、生物科学、地域研究、歴史、文学・語学といった学究的分野に比較的重点が置かれている。特に工学部と文学部（史学科考古学研究室）が優秀であり、知名度も高い。

　建学の精神により、自由な留学も盛んであり、外国の大学との単位交換留学は非常に容易に体験できるようになっている。名立たるところでは、米国のアイビーリーグ、英国のケンブリッジ大学等とも交流を持っているので、そちらの大学に留学を希望する学生も多い。

　また、私立ゆえ学内設備は充実しており、体育系の大会での成績はそれなりの物を誇っている。また、男子寮・女子寮を完備しており、関東圏外からの受験生もかなり多い。


４：卒業後の進路

　卒業生の進路としては、
　６１％が就職し、３２％が大学院・専門学校に進学する。
　城南大学は大学院も存在しており、大学院進学率は全般的に高い。