さて。そろそろ解りやすくこのページの趣旨を書いとかないと、初見さんは一見したルールの厳しさに引くぞと思わないでもない安藤です。

 そういうわけなので、このページの趣旨というか、自分の方針みたいなものをここできっちりとさせておきたいと思います。

 まず、既に知っておられる方も多いとは思いますが、オラクルのシステムは『シェアード』、原作の『世界を作家で分割して』使用していこうという趣旨です。

 分割して使用していくんですから、勿論、原作をとことんまで読みこんで、このレポートに書かれている程度のことは守ってもらわないといけない。少なくともそうでないと高い評価はされない。オリキャラの定義もその辺にあるのですが、その辺りの説明はまた次の機会に。

 つまり『ウルズナンバーを一蹴するような戦闘能力の使い手』とか『ラムダドライバ搭載のオリジナルAS』とか『ラムダドライバを超越したブラックテクノロジー』とかは例外もありますが、ほとんどの場合、評価されません。

 多分、この辺りが初見さん、特にSSを書き始めようとか思っている人に対する壁になっていると考えられます。

 そういうわけで、今回はその辺りを補足しつつ、『どうして超設定が評価されないのか』という部分にまで言及していきます。


■勘違いされ易いオラクル趣旨〜どうして超設定が評価されないか〜



 さて、いきなりですが『どうして超設定が評価されないか』を長々と説明していきます。

 いきなりですが、この超設定という言葉、今勝手に作りました。フルメタで言うと、ウルズナンバーを一蹴出来る身体能力ラムダドライバ・もしくはそれに対抗出来るだけの超兵器内蔵ASオリジナルキャラ専用AS特殊能力の数々(ウィスパード)等がこれに当たります。

(これが使用できないとやる気が起きないという方もいるかもしれませんが、とりあえずグッと我慢して読み進めてください。『原則として』なので例外もありますから)

 言うまでもないですが、オラクルは参加型企画、つまり貴方以外にも参加している人が多数います

 いいですか? 他の人も同じ世界でプレイしているのです。自分以外の人間もプレイしている、例えるなら野球やサッカーなどのスポーツと同じ、一種のゲームなのです。

 オラクルを野球に例えましたが、そのまま例えていきましょう。

 あなたたちはみんなしてチームを組んで野球を楽しんでいたとします。
 さて、ここに一人の参加希望者がやってきました。それを貴方達は快く受け入れてあげます。
 ですがこの人、入ってきていきなりイカサマ投球、しかもそれを『魔球だからありだ』と言い張ったのです。
 当たり前ですが、他の参加者は快く思うはずがありませんよね?

 オラクルにおいても同じ事が言えます。
 この場合、魔球は超設定。何故イカサマ投球なのかというと、原作の世界観を読みこむと不自然であるからです。

 こんな時、他の参加者はどうすれば良いのでしょう?
 まあ、いい気がする人はまずいないでしょう。

 これが、参加企画というものです。自分だけが特別には簡単になれない、まあ現実でも同じ事が言えますね。誰だって魔球は投げたいのです。
 そう簡単に『超設定による高評価』は受けられないのですね。

 で、先ほど例外的な物があると言いましたが、稀に『世界観を極限まで読みこんで全く原作に矛盾しないように作られた』超設定も確かに存在します。

 結論から言うと、これはOKです。むしろ推奨します。

 ですが、この設定を製作された少数派の方は、チャットで何名もの作家に相談したり、アドバイスを受けたりして、その末にようやく設定されたものです。
むしろ、苦労の結晶。

 こういう設定は、苦労や練りこみの土台が根本から違っています。むしろ、本物の理論的に裏付けされた魔球ということでしょう。

   まとめますと、軽々しく反則球を魔球と言い張っては高評価は受けられない。魔球を投げたいのならそれに見合うだけの特訓をした上で、理論的に裏付けされた魔球を投げないと評価されませんよ。と、言う事ですね。

 先ほどから『評価されない』を連発していますが、これは何故かというと『まず書くことに慣れたいから評価されなくてもいい』というような人もいるのではないかと考慮してです。
 投稿を禁止しているとかそういうのではありません。ただ、慣れた方ならその次のステップとしてこうすれば高評価が得やすいですよということですね。



 オリジナルの超設定を使いたい、そして高評価をされたいのなら、それなりの苦労をしてもらわないと、他の参加者達への冒涜にもなりかねないのですね。

 結論としては、オラクルのシステムって、厳しさなら野球やサッカーと大して差がないと思いますので、気軽に参加してもらってもいいと思いますよ。
 慣れていない人までルールで縛り付ける気もありませんから。



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