フルメタル・パニックでのオリジナル設定に関するレポート
メカ及び兵器について
各組織別事例
 前提であげた条件での、組織別に条件付。

 自由な発想を妨げるのが目的で無い。

 あくまで、私の私見から来る条件付けである、破綻し難い設定を考える際の参考程度に考え、ご自身の設定を「チェック」されてみて、どういった所で破綻する可能性があるか、又、どういった解決策を取りうるかを考える材料として捕らえていただきたい。
 
各組織別事例(当ページ目次)
前提であげた条件での、組織別に条件付。
  ●共通項目として
●ミスリル側
●アマルガム側
●軍組織
●その他の大規模組織
●その他の小規模組織
●個人
●最後に
共通項目として
 フルメタ原作の世界観から見て、先ず留意するべき点をあげてみる事にする。
 概念的な事例になると思われるので、例として該当するような設定と何故に問題になるのかも併記しておく。
  チェック
BT以外の
超科学
 原作設定を基本とするならば、基本的には使用すべきで無いと思われる。  
BTの乱用  BTがどういった技術を作品世界に与えてるかの詳細は語られていない。
 これば、逆に考えれば「何にでも適用可能」なのではあるが、安易に乱用すべきではない。

 BTを乱用しなければ対応出来ない時点で、その兵器の設定に無理があると考えるべきである。
 
物理的制約
の無視
 作品世界から捕らえると、2000年現在にある物理的(科学的)制約を大きく無視すべきではない。

 また、この点を無視すると、LDの重要性が大きく下がる。
 物理的な制限を受けている通常兵器と、物理の常識を無視した絶対的なLDの関係が壊れる。
 
 航空機よりも自在性の高い飛行能力を持ったAS  構造の問題から。飛翔体として航空機以上の洗練は不可能

 推力、燃料、空力の関係を考えれば当然となる。

 当然に、推力を発生させる為のエンジンの重量、燃料重量、それらの搭載容積なども考慮すべきである。

 特に、航空機でさえ開発困難である、VTOL能力を持たせる事は、技術的にも物理的にも非常に困難で有る事は想像出来る。
 
 戦車以上の装甲厚を備えた10トン前後のAS
(対戦車兵器などの直撃に耐えうるAS)
 単純に、戦車の方が装甲、火力をUPさせるのは簡便になる。

 ASが現有戦車並の装甲を備えた場合でも、装甲車両に応用されれば、その相対関係は変らない。
 
 時速500キロ以上の速力を出すAS  地面を蹴る反作用で前進力を得る条件での物理的限界は、最も効率の良い車輪で500km/h程度とされている。
 2速歩行のASが500Km/h以上の速度を出すのは、不可能。
 
 あまりにも重量過大の兵器、オーバーサイズの兵器の搭載。  8m、10トン前後という条件から考えて、あまりに巨大兵器の搭載運用は、ASに運用させるよりも、車載にする等、もっと単純で簡易手法が存在する。

 明らかに、内蔵が不可能なサイズの兵器の内蔵
 (ミサイル等は、以外に大きなサイズである。)
 
既存兵器
の無視
 特に、オリジナル兵器に付いて言える事である。
 既存兵器(艦船、航空機、車両、火器、弾薬)などで対応出来る内容に対しての安易なオリジナル兵器の開発は、その理由、課程に説得力が必要。
 
 高価値硬目標破壊兵器の自己開発  レーザー誘導対装甲目標用爆弾(半数命中界3m以下)などという、比較的安価な既存兵器も存在する。

 既に非常に有効な兵器が存在する場合は、何かしらの開発理由が無ければ非常な齟齬が出てくる。
 
 ハンドガン特殊鉄甲弾頭等  拳銃弾、ライフル弾、機銃弾等は歴史が古いだけ有り、相当に洗練された物が多い。
 拳銃弾でダメであれば、ライフル弾を単純に使用すれば済む事である。

 その、目的に合わせて、火器、銃弾の選別をすれば、特に”特殊”に自己開発する事は必要でない。
 何かしらの、開発理由を必要とする。
 
技術水準
の無視
 現在有り得る技術の進化、洗練化の形などで説明出来ない事項は、結果BTの適応となる。
結果的にBTの乱用に直結する。
 
 テストヘッド、使用実績の無い超威力兵器の搭載。  実用的な破壊力を持ち、且つ、運用に足りる完成度を持った特殊(超科学)兵器の突然のAS運用に対しては非常な疑問がある。

 テストはどのようにして行われたのか。
 テストの結果満足の行く結果が出た場合、より安価な兵器としてのシステムの構築は何故行われなかったのか。

 と言った疑問点が出てくる。
 
 LD対抗技術の開発
 LD搭載ASの短時間コピー
 既にLD搭載ASを保有しているミスリル自体でさえ、LD自体が非常に先進性が高く、開発自体も非常に困難である。

 もし、LD搭載ASの部品等をLD技術の無い組織が入手したとしても、実験開発にかかる物理的な時間を無視する事は出来ない。
 数年〜十数年かかるのが一般的である。

 例を上げて言えば、南中国軍がコダールの残骸を入手しているが、その残骸を調査、研究し、実際にLD技術などを実用化してASを開発するのは、数年〜十数年は先の話になる。
(原作中で言えば、17歳の相良宗介は高校を卒業した後でないと無理と言う事になる)
 
 安易なVTOL技術の使用
 極超音速域作戦機の使用
 航空機関係の中で、VTOL機ほど、期待と失望の繰り返しの歴史を歩んだカテゴリーは無い(「珍機珍品珍話の貯まり場」と言う人もいる)。
 あまりにご都合のVTOL機(能力)は、現在の技術水準を無視していると言っても良い。

 同じように、極超音速が可能な作戦機も、その熱的限界や推力、燃料などの関係で非常に難しい技術である。

 現在の主流はマッハ2以下での作戦機が主流となっている。(価格面、運用面などの関係) 
 
 慣性制御等の超科学の適用  既に、現在の科学力を無視している訳であるが、その最もその技術を必要としているカテゴリーの兵器への搭載を無しにして、ASなどへの搭載は有り得ない話である。

 慣性制御などは、高Gへの対応を必要とする作戦機には非常に有用である。
当然、これを先に搭載実験するのは航空機の分野が先となる。
 兵器開発の流れとしても矛盾がある。
 
開発現実
の無視
 実際に兵器開発する場合は、企画立案から、実際の配備までにかかる、予算と時間は相当な物になる。
 搭載可能な兵器の対応なども、そのタイムラグなどの影響が出る。

 新型機の開発は、現在の新型機が配備される以前から当然に始まっている物である。

 新に生まれた技術、装備、概念などは先ずこの新開発機に盛り込まれるのが妥当である。
 
 LDの対抗手段の即時対応  LDの対抗兵器が実際に開発されるまでの開発時間が無視されている。  
 個人所有ASの超高性能  個人(小規模のグループ)での開発では、非現実的としか言えない。  
 
所属がミスリル関係の場合
 ミスリル側で登場する、兵器、オリジナルASについて留意するべき点をあげてみる事にする。
項目 設定条件 理由 チェック
BT保有  通常考えられるテクノロジ水準以上の技術は有しているものと推測する。
 又、テッサ・テスタロッサがウィスパードで有る訳であるので、BTの保有は有り得る。
 
ウィスパードの確保  原作では、テッサ・テスタロッサがウィスパードとなっている。

 BMGで保護した「ウィスパードの可能性か高い少女」に付いては現在不明。
 
AS
 関係
運用AS M6、M9等  原作に出てきた、M6、M9の所持は確認している。
 他のASの所持に付いては不明。

 M6は、M9以前に使用していた機体であると思われる。
 
LD搭載AS
 保有
アーバレストのみ
条件付可
 現状では、ミスリルが作製したLD搭載ASの保有は不可である。

 なにかしらの条件が整えば保有自体は可であるが、原作との整合性に齟齬が出てくる可能性は大きい。
 
通常型AS
 開発
条件付可  新設計機体開発の場合は国家プロジェクトとして企画参入している可能性が高い。  
LD搭載AS
 開発
不可  現時点ではLD技術は喪失している。  
実験機  M9開発時点で、ミスリルが深く関与していた事から、開発施設や研究施設、その能力は保有している模様。

 M6、M9等をベースにした、LD搭載ASに対抗する手段の研究機
 M9の次世代機の開発の為の研究機
 等は、存在し得る。

 完全に新型機体の場合は、開発理由、開発コンセプト、仕様、機能などで破綻の無い設定が必要。

 実験機の類の実戦参加は、相応の理由が必要である。
 
特定個人専用
カスタムAS

不可  一応、ミスリルは軍事的組織である。

 装備兵器、火器などは、運用、整備等の理由から、個人専用にカスタム化する事はまず有り得ない。

 オリジナル撃墜マーク、個人識別用のマークなどの塗装等、機能自体に影響しない部分程度。
 
任務特化型
カスタムAS
条件付可  基本的に、AS自体が非常な凡用性を持っているため、特殊化したASは運用上問題点が多い。

 特殊な運用条件を要求する兵器自体に問題がある。

 その兵器が必要であるなら、必要の理由に説得力が無い場合は、計画自体が了承されないか、中止、破棄されるのが組織である。

 ミスリルの性質を考えたカスタム化は有り得る。
 
艦船
 関係
運用艦船 DDT-1
トゥアーハー・デ・ダナン

 その他小艦艇
 支援艦艇、等
 第1番艦との意味の表記であるが、実際には艦体自体は計画破棄された艦からの流用である。
 この為に2番艦以降の登場は否定的である。

 何かしらの条件が整えば別系列艦が進水する事もありえるが、計画があるかどうかは不明。

 その計画時にはテッサ・テスタロッサが関係してくる可能性が高い。
 現在の原作から読み取る限りは否定的。

 その他の支援艦艇などは、潜水艦運用上必要な艦種は用意されている可能性はありえる。

 「ダナンはミスリル最大の資産である」の発言から現時点では、ダナン規模以上の艦艇の所持の可能性は否定的である。
 
大型戦闘艦船
 開発新造
技術的には可
 資金面で否定的
 ダナン規模の艦(潜水艦)の改装、修理などの設備、技術は有している。

 全て新造での建設時に発生する資金面の点で懐疑的。
 
小型艦船
 開発新造
 潜水艦やASを運用出来る程度の資金力は有る。又、技術力、設備に不遜は無い。  
航空機
 関係
運用航空機 スーパーハリアー
C17
C130
攻撃ヘリ
観測ヘリ
輸送ヘリ
その他、支援航空機

ダナン運用の場合
艦上運用可能機種
 陸上機の場合はダナンでの運用は不可、艦上運用が可能な機体に限られる。

 大型輸送機や連絡用のセスナなどは有しているようであるので、陸上滑走路は有している。
 
航空機開発
(戦闘機等
高価値機体)
条件付可  一応、ミスリルの組織傘下に航空機関連の会社が存在している。

 資金的問題をクリア出来るのであれば、開発自体は可能。
 
航空機開発
(小型作戦機等)
 
車両
 関係
運用車両 一般車両
作業車等
 原作に書かれている太平洋艦隊では、大型戦闘用車両が登場していない。

 強襲揚陸潜水艦となっているが、ビーチングなどをするような艦種でないと思われる。
 
 揚陸用小艦艇を運用している様子も書かれていない。

 AS(M9)での作戦を中心としている。

 の3点から、ダナン自体に、強力な戦闘車両を配備している可能性は低そうである。

 ミスリル組織全体で見た場合は、その運用上の特性に合わせて考えられる。
 
戦闘用車両
 開発
条件付可  太平洋艦隊での運用を考える場合、運用上の制約だどを考慮に入れる必要がある。
 
 ダナンでの運用は重要視はされていない様子であるので。開発理由などを明確にする必要がある。

 技術的、資本的な面では一応の問題は無いようである。 
 
車両開発  
火器
兵器
 関係
運用装備 一般的、兵装  非常に調達の困難な物以外の、一般的に使用されているような物であれば差し障りないようである。  
特殊大型火器
 開発
条件付可  現在に開発されている兵器で対応出来ない場合などには登場し得る。
 逆に、現用兵器で対応可能な場合、その兵器自体の開発理由が無い。
 
特殊兵器
 開発
条件付可  
カスタム兵器
 開発
条件付可  個人の裁量の範囲で比較的自由なようである。
(マオのSOCOM、宗介のG17、テッサのワルサーTPH)

 個人装備のハンドガン等については、運用上有利になるような小改造について制約する理由は無い。

 通常考えられる、運用範囲、性能以内の改造である事。

 運用上問題が無い事。
 有効で信頼性が有る事。
 比較的入手が容易である事、入手困難である場合は入手経緯等の点。

 等の点には留意するべきである。
 
開発改造時の留意点  LD、BTの乱用は、大きく原作の世界観を崩す恐れが大きい。
 特に、LD搭載ASや、LD搭載ASに有効な対抗手段を有するASの登場は、アーバレストの存在異議を左右する物になり得る。
 
重要な留意点  原作の世界観を大きく崩すような設定は問題があると思われる。  
 
所属がアマルガム関係の場合
 アマルガム側で登場する、兵器、オリジナルASについて留意するべき点をあげてみる事にする。
項目 設定条件 理由 チェック
BT保有  通常考えられるテクノロジ水準以上の技術は有しているものと推測する。  
ウィスパードの確保  積極的に確保しようと活動しているようである。

 ミスターAgは、ウィスパードの可能性大(DBDの時点では、まだ決定していない。)
 
AS
 関係
運用AS コダール
(登場AS全般)
 条件としては、組織規模が不明である為に不明になる。

 アマルガムが有る程度の保有数でコダールを運用しているようである。

 特に、開発国などに拘らず運用している可能性もある。
 
LD搭載AS
 保有
 事実として、コダールを始めとするASを開発運用している。  
通常型AS
 開発
 事実として、完全にオリジナルの機体を運用している。
 仮にアマルガム自体にその規模が無い場合でも、開発力を持った組織(国家的組織等)と関係している筈である。
 
LD搭載AS
 開発
 条件としては、組織規模が不明である為に不明になる。

 コダールを開発する程度の組織力と資本力は有している可能性が高い。
 
実験機  オリジナル機の開発に即したような形での存在は有り得る。

 プランナンバーを割り振ったりしている所を考えると、BMGでのコダールや、ベヘモス等はこれに当る可能性はある。

 コダールの場合、運用テストなどを兼ねた形での実戦投入。
 ベヘモスの場合、やはりテストを兼ねているが、A21に提供の形での投入となるだろう。

 実戦運用テストする場合は、ある程度の機体データーなどを取り終えた形で、量産に入る前段階的に投入されるのが普通である。

 完全に試験機(通常、1〜少数機)を実戦に投入する場合は、相応の理由付けが必要。
 
特定個人専用
カスタムAS
条件付可  アマルガムの場合、何かしら既存の機体からのカスタムは考えづらい。

 プランナンバー付きの機体などを個人で使っているという形での、オリジナル機体の形が自然。
 
任務特化型
カスタムAS
不明  アマルガムがどういた思想で兵器開発しているかは不明。

 ASの特性などを考えると、機体自体の開発の過程で結果的に特化していくような形になるのではないだろうか。
 
艦船
 関係
運用艦船 不明  組織規模が不明である為に、設計新造能力に対しては全く不明。
 ただし、ASの開発能力があるか、開発能力のある組織との関係がある。
 
大型戦闘艦船
開発新造
 
小型艦船
開発新造
 
航空機
 関係
運用航空機  
航空機開発
(戦闘機等
高価値機体)
 
航空機開発
(小型作戦機等)
 
車両
 関係
運用車両  
戦闘用車両
 開発
 
車両開発  
火器
兵器
 関係
運用装備  
特殊大型火器
 開発
 
特殊兵器
 開発
 
カスタム兵器
 開発
 
開発改造時の留意点  BTの乱用は、大きく原作の世界観を崩す恐れが大きい。

 LDの使用に付いては、今のところ制限無し。
 
重要な留意点  原作の世界観を大きく崩すような設定は問題があると思われる。  
 
所属が各国の軍、政府(米軍、自衛隊、韓国軍)関係の場合
 各国の軍組織等で登場する、兵器、オリジナルASについて留意するべき点をあげてみる事にする。
項目 設定条件 理由 チェック
BT保有  現実に、AS開発などは、BTの介入なくしては有り得なかっただろう。

 ウィスパードの存在、 若しくはその技術情報自体の保有が条件となる。
 
ウィスパードの確保  実際に、BTの所有(ウィスパードの確保)に現実的な組織であると思われる。

 組織内に当所からウィスパードの存在があっても不思議では無い。
 
AS
 関係
運用AS 所属国家装備AS
 親自由権であればM6ブッシュネル等(M9は米国でも未配備)

 親共産権であればMk92サベージ

 冷戦が終了していない可能性があるため、何かしらのブロック化した状態が考えられる。
 ただし、BMG時点でF16が北朝鮮軍機として登場している事を考えると厳密とも言えない。
 
LD搭載AS
 保有
条件付可  LD搭載ASを提供された場合などは、その運用面では全く問題無い。  
通常型AS
 開発
 相応の開発計画にのっとって進行する。

 予算などの点で、無理が出るような国家では不可。

 開発国の政治的な問題も関係してくる。
 
LD搭載AS
 開発
条件付可  LDに関しての技術があれば、開発組織として、1番現実的であると思われる。
 但し、現在原作中にはLDの技術を持った国家は登場していない。
 
実験機  当然に、相応の実験機は存在する。

 ただし、こういった機種は、実戦参加などは視野に入れていない。

 運用テストに回されるような機は、実験機では無く、新型機の開発の最終段階である。
 
特定個人専用
カスタムAS
不可  当然に軍組織であるので、第何番機は誰の乗機というのは決まっているにしても、カスタム可などを考えるのには不適当。

 運用面、整備面で問題が出てくる。
 
任務特化型
カスタムAS
 何かしらの部隊運用、作戦目的に合わせた、追加装備、兵装の対応などは有り得る。

 旧式ASの延命措置、近代化改修などは予算面の関係から有り得る。

 国の地理的条件、作戦任地の気候条件に対応した改修は有り得る。
 
艦船
 関係
運用艦船  配備済み
 配備計画
 計画のみ
 計画破棄
 実験中
 実用化計画中の

 艦艇
 航空機
 車両
 火器兵器
 現実論として、各国軍の装備に格差はあるものの相応の能力を有する。

 装備、配備は各国の政治的、経済的問題に左右される。

 開発能力が無い国家では元より、開発は不可能ではある。
 
大型戦闘艦船
開発新造
 
小型艦船
開発新造
 
航空機
 関係
運用航空機  
航空機開発
(戦闘機等
高価値機体)
 
航空機開発
(小型作戦機等)
 
車両
 関係
運用車両  
戦闘用車両
 開発
 
車両開発  
火器
兵器
 関係
運用装備  
特殊大型火器
 開発
 
特殊兵器
 開発
 
カスタム兵器
 開発
条件付可  カスタム兵器と言うわけでは無いが、所属部隊によっては、装備の選択が比較的自由な部隊も存在する。

 調達、整備、運用面で問題が無ければ特に否定しない。

 但し、一般兵卒に関しては、配備されている兵装のままでの運用となるのが通常である。
 
開発改造時の留意点  それまでの、国軍や世論に対して相応に対応したものでなければならない。
 また、当然国軍である場合はその出動などに関しては、政治的判断が大きく関わる。
 
重要な留意点  
 
所属が軍以外の組織(大規模、該当無し)関係の場合
 想定として、かなり大規模な軍事的組織の場合で登場する、兵器、オリジナルASについて留意するべき点をあげてみる事にする。
 形としては、サンプルケースとも言える。

 オリジナルな軍事組織の場合、これに該当するケースが多くなるのではないだろうか。
項目 設定条件 理由 チェック
BT保有 条件付可  ウィスパードの存在、若しくはその技術情報自体の保有。  
ウィスパードの確保 条件付可  軍、国家規模組織に対抗可能であるならば、積極的に活動する事も可能だろう。

 組織内にウィスパードの存在。
 
AS
 関係
運用AS 国軍配備済みの装備以下
 何かしらの理由が無ければ、軍組織以上の装備を持つ事は難しい。

 相応の組織力のある場合においてのみ、それ以上の機体。
 
LD搭載AS
 保有
条件付可  LD搭載AS自体を提供されうる環境であれば、AS運用能力さえあれば保有は可能である。  
通常型AS
 開発
条件付可  相応の組織力(国軍程度の運用資金が確保出来るか、背後関係)によっては可能。  
LD搭載AS
 開発
条件付可  ウィスパードの存在、若しくはその技術情報自体の保有。
 AS開発が可能な資産、設備、組織力を有する。

 以上の2点を満たした場合にLD搭載型ASの開発は可能。
 
実験機 条件付可 AS開発の能力がある場合は可。  
特定個人専用
カスタムAS
条件付可 運用状況に、説得力がある場合は可
但し、軍事的組織の場合、運用上問題の残る形の物は不可。

一般的には、不可である。
 
任務特化型
カスタムAS
条件付可  その組織の性質による。  
艦船
 関係
運用艦船 擬装艦艇
民間船

 条件付
 各国軍と同様の装備
 公に出来ない組織である場合は、表立った武装艦艇の保有は難しい。

 条件としては、使用艦艇で上げた軍等の関係が必須かと思われる。

 大型艦艇の新造には巨大な設備が必要。

 何かしらの軍などが関係してる場合は、 その軍の船籍を隠れ蓑にして大型の戦闘水上艦艇を保有出来る可能性は残る。
 また、資金面でも、国家予算から見た軍事費程度の捻出は可能である組織に限られる。

 水上戦闘艦艇を保有する場合は、組織の設定に齟齬が出ないように留意するべきである。
 
大型戦闘艦船
開発新造
条件付可  
小型艦船
開発新造
 
航空機
 関係
運用航空機 民生型航空機の流用

 条件付
 各国軍と同様の装備
 基本的には価格的に余裕の有る民生型機体の流用で充分だと思われる。

 軍装備の機体を運用する場合は、資産的に余裕の無い組織では入手自体が難しい。
 共産圏の安い機体を極少数入手でもかなりの組織力(資金力)である。

 軍と繋がりの有る場合は、その軍の装備と同等の機体の入手運用は可能。
 
航空機開発
(戦闘機等
高価値機体)
条件付可  相応の組織力(国軍程度の運用資金が確保出来るか、背後関係)によっては可能。  
航空機開発
(小型作戦機等)
 
車両
 関係
運用車両 民生型車両の流用

 条件付
 各国軍と同様の装備
 軍装備の機体を運用する場合は、資産的に余裕の無い組織では入手自体が難しい。
 共産圏の安い機体を極少数入手でもかなりの組織力(資金力)である。

 軍等の組織との繋がりの有る場合は、その軍の装備と同等の機体の入手運用は可能。
 
戦闘用車両
 開発
条件付可  相応の組織力(国軍程度の運用資金が確保出来るか、背後関係)によっては可能。  
車両開発  
火器
兵器
 関係
運用装備 各国軍と同様の装備  AS等の軍用装備を運用出来る組織力が前提となる。
 その場合、小火器、運用兵装に付いては、あまりに不相応である物以外には特に問題無し。

 ただし、組織の目的に見合った装備である事。
 
特殊大型火器
 開発
条件付可  組織の目的に沿った形であり、その使用目的、仕様などが破綻していない場合。

 相応の組織力、資金力を有している場合。
 
特殊兵器
 開発
 
カスタム兵器
 開発
 組織の運営状況による。  
開発改造時の留意点  組織の存在理由、目的にそった形の開発でること。  
重要な留意点  あなりにも巨大な自立運営の組織は、運営費用面、秘匿性の面で破綻するおそれがある。

 軍、等との関係が有る場合は、その政治的背景に影響される。 
 
 
所属がその他組織(小規模、A21等)関係の場合
 イメージしやすいように、A21をモデルとして考えてみた。
 軍事的組織というよりは、小規模なテロ組織といった感じが1番近いと思われる。

 そういった規模で登場する、兵器、オリジナルASについて留意するべき点をあげてみる事にする。
項目 設定条件 理由 チェック
BT保有 条件付可  ウィスパードの存在、若しくはその技術情報自体の保有。  
ウィスパードの確保  
AS
 関係
運用AS 軍からの横流し
密輸装備等
 特殊な場合を除いて、国軍以上の装備は望めない。
 貧弱な組織が過度の武装を有していた場合は、当然に検挙の対象となりうる。
 
LD搭載AS
 保有
条件付可  相応の条件が整えば当然に保有は可能である。
 また、LD搭載AS自体を提供されうる環境であれば、運用自体が差し障の無い程度の組織力を持つのが前提となる。
 
通常型AS
 開発
不可  独自の装備、機体開発には相当の資金と設備、人員が必要な為、否定的である。  
LD搭載AS
 開発
 
実験機  
特定個人専用
カスタムAS
条件付可  組織規模によるが、余りに組織が小さい場合などは、配備数の関係(1機〜少数)などの場合である。

 パーツストックなどが潤沢に入手出来ない。
 等の場合は、「結果的に」ではあるが、軍などの企画から外れるような機体になる場合がある。
 どちらかといえば、プラスのカスタムでは無く、マイナス方向と考えられる。

 潤沢に資金があるのであれば、先ず何よりも先に数とそれなりの質を揃えるのが常識的である。
 
任務特化型
カスタムAS
 
艦船
 関係
運用艦船 擬装艦艇
民間船
 公に出来ない組織である場合は、表立った武装艦艇の保有は難しい。

 資金面で非常に大きな負担大きいのが艦艇であるので、相応の組織力(資金力)は必要である。
 
大型戦闘艦船
開発新造
不可  単純に資金面の問題や、秘匿性の問題である。  
小型艦船
開発新造
 
航空機
 関係
運用航空機 民生型航空機の流用

 条件付
各国軍同様装備以下
 基本的には価格的に余裕の有る民生型機体の流用で充分だと思われる。

 軍装備の機体を運用する場合は、資産的に余裕の無い組織では入手自体が難しい。
 共産圏の安い機体を極少数入手でもかなりの組織力(資金力)が必要である。
 
航空機開発
(戦闘機等
高価値機体)
不可  独自の装備、機体開発には相当の資金と設備、人員が必要な為、否定的である。  
航空機開発
(小型作戦機等)
 
車両
 関係
運用車両 各国軍同様装備以下  軍装備の機体を運用する場合は、資産的に余裕の無い組織では入手自体が難しい。
 共産圏の安い機体を極少数入手でもかなりの組織力(資金力)である。

 軍等の組織との繋がりの有る場合は、その軍の装備と同等の機体の入手運用は可能。
 
戦闘用車両
 開発
不可  独自の装備、機体開発には相当の資金と設備、人員が必要な為、否定的である。  
車両開発  
火器
兵器
 関係
運用装備 各国軍同様装備以下
 小火器、運用兵装に付いては、あまりに不相応である物以外には特に問題無し。

 ただし、組織の目的に見合った装備である事。
 
特殊大型火器
 開発
不可  独自の装備、機体開発には相当の資金と設備、人員が必要な為、否定的である。  
特殊兵器
 開発
 
カスタム兵器
 開発
条件付可  組織規模によるが、余りに組織が小さい場合などは、配備数の関係(1機〜少数)などの場合である。

 パーツストックなどが潤沢に入手出来ない。

 などの場合は、「結果的に」ではあるが、軍などの企画から外れるような機体になる場合がある。
 どちらかといえば、プラスのカスタムでは無く、マイナス方向なのは間違い無い。

 潤沢に資金があるのであれば、先ず何よりも先に数とそれなりの質を揃えるのが常識的である。

 特別な科学(理論)を展開させた超威力兵器の自己開発に関しては、特別に説得力のある設定が必要不可欠である。
 
開発改造時の留意点  組織規模、や調達可能な資金などに似合った物で有る事が望ましい。  
重要な留意点  テログループなど、比較的小規模なグループが該当する

 何かしらの組織の介入などが無い場合は、相応の装備、火器での活動に限定される。
 
 
所属が特定個人の場合
 かなりに無理がある設定ではあるが、個人的(極少数組織)にAS等の装備を運用する場合の事例もあげてみる事にする。
項目 設定条件 理由 チェック
BT保有 条件付き保有  ウィスパードの存在、若しくはその技術情報自体の保有。

 自身がウィスパードである場合。
 
ウィスパードの確保 条件付可  積極的に個人で確保する活動は困難であると思われる。(国家的組織の介入等)

 何かしらの説得力のある条件が必要。
 
AS
 関係
運用AS 適当なAS無し  所持自体が非常に困難であると考えられる。
 運用可能なほどの個人的資産を有している場合を除く。
 
LD搭載AS
 保有
条件付可  LD搭載AS自体を提供されうる環境であり、運用可能なほどの個人的資産を有している場合。  
通常型AS
 開発
不可  何の組織力、経済力の裏付け無しに実戦に通用するASの開発する事は非常に困難。

 最低線、有る程度の会社組織のプロジェクトとして立ちあがる類の事柄である。
 
LD搭載AS
 開発
 
実験機  
特定個人専用
カスタムAS
結果的に可  何かしらの改造をした時点でカスタムだという事になるのであれば、結果的にではあるが、それに当る。

 個人でASなどの高価値兵器を運用している時点でかなりの資産家であるのは間違い無いのではある。
 大掛かりな特殊装置、機体の性能を大幅に上げる等の改造などを個人的な資産の範囲で賄えるのかが問題。

 技術面関係で、そういった軍事技術を組織的に開発している正規メーカ−等に対して、アドバンテージが取れるかも問題。
 
任務特化型
カスタムAS
 
艦船
 関係
運用艦船 民間船

 条件付
擬装艦艇等
 それなりの資産があれば、小艦艇小艦艇の操船運用は一応は可能だと思われる。  
大型戦闘艦船
開発新造
不可  単純に資金面の問題や、秘匿性の問題である。  
小型艦船
開発新造
 
航空機
 関係
運用航空機 民生型航空機の流用

 条件付
各国軍同様装備以下
 非常に資金が潤沢である場合であれば、一応所持運用は可能。

 民生機で無い場合は当然非合法であるので、飛行場や格納庫自体も個人資産となる。
 
航空機開発
(戦闘機等
高価値機体)
不可  単純に資金面の問題や、秘匿性の問題である。  
航空機開発
(小型作戦機等)
 
車両
 関係
運用車両 民生型車両の流用

 条件付
各国軍同様装備以下
 航空機に比べれば、価格的にかなり融通の利くのが車両系なのではあるが、戦闘車両と一見して解る車両の所持が問題になる。

 又、戦闘用車両はやはり、市販車に比べれば高価なのは間違い無い。

 当然、市販車の範囲は問題無し。

 軍用車両でも、民生型を販売している物についても問題無し。
 
戦闘用車両
 開発
条件付可  個人的に開発する範囲と言うことであれば、車両改造程度と考えた方が良い。

 資金的に問題無く、設備も整っている場合に付いては、秘匿性の問題を解決する必要がある。

 技術面で、開発メーカーに対してアドバンテージが取れないのであれば、メーカーの性能を凌ぐのは難しい。
 
車両開発  
火器
兵器
 関係
運用装備 民生型の流用

 条件付
各国軍同様装備以下
 民生用に市販されている物に付いては、特に問題は無い。
 軍、格公的機関用の装備の場合は、入手が困難である。(SMG、MG、等)

 大型火器の場合、資金面について留意。(スティンガー1発で、建て売り住宅なら家具ごと買ってお釣りが来る。)
 
特殊大型火器
 開発
条件付可  大型兵器の入手自体が困難である。
 それ以上の開発費をかけて、実際に使える物を製作出来る見こみが無ければ、投資する事は無い。
 
特殊兵器
 開発
 
カスタム兵器
 開発
 民生用に市販されている物の改造に付いては、特に問題は無い。
 大掛かりな特殊兵器については、懐疑的。(技術、資金、設備)
 
開発改造時の留意点  個人レベルの場合、当然に、資金面、設備面、技術面で、組織、専門職に対抗する事は難しい。特に資金面。
 又、当然に兵器の開発(特に使用するのが前提)の場合、非合法性が高い。秘匿性も当然に留意。
 
重要な留意点  1番に切実なのは、資金力である。
 大掛かりな装備を持とうとすれば、その金額は当然に跳ねあがる。
 
 
 最後に
 私見も含め、簡単に結論として。

 文字、映像に関わらず、SFの類に類する物は、作者の筆先1つで不可能な事は無いのである。
 設定に無理が有る場合、当然にその作品の世界観自体が薄くなってしまうのは当然とも言える。

 フルメタに付いてのみ言えば、現在の我々が暮らす時間軸との共通点も多い。
 作中に全て語られなくても「多分こういった物であろう」という想像が比較的容易な点は、「規制」となる訳でもあるが、逆にその点が「困難さ」など表現し難い部分を含め、読者に想像させうる為の道具となりうる事は非常に重要だと思える。

 そういった意味で、その世界観を損なう可能性のあるメカ(小道具)の使用は控えるべきではないかと結論する。

 メカ、AS、武器は、所詮はストーリーの小物でしか有り得ない。
 話を紡ぐのは、登場人物であるキャラクター達なのである。
 
提出者:KUS@ヲヤジ
フルメタっすか?及びメタバレっすかの管理人、「一応投稿系サイトのつもりなんで宜しくー」っと一応の宣伝ダケはしてみよう(^^;
 

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