ORACULAR‐WINGS■
 ■クラウドアイアンハート■    <第1話>


 クラウドが日本――陣代高校に来てから10日あまりが過ぎた。
(↑チェックポイント1「いきなり誰ですかあなたは?」)

「行ってくる」

 クラウドはミスリルのセーフハウスを出て学校へ向かった。

「制服など実戦的ではないな、よくこんなものが着れるものだ」
(↑チェックポイント2「『自分が戦士である』と強調したいらしい」)

 そんなことを考えてるうちに学校へ到着。教室へと向かう。

 一流の戦士である彼にとって、学校という場所は似合うはずもない。

(ウルズ7もよくこんな所に通えるものだ)

 同僚に深い落胆を覚えながら、彼は自分の教室、2−4に到着する。
(↑チェックポイント3「彼にとって『同僚』とは格下の存在でしかないらしい」)


「入りたまえ」

 ノックと同時に扉をあける。
 入ってすぐ眼に入ったのは生徒会長の林水だった。
(↑チェックポイント4「あんた、教室じゃなくて生徒会室に向かってたの?」)

「よく来てくれたねクラウドくん」

「林水、特殊生徒会長の俺を呼び出すとはどういう了見だ?」
(↑チェックポイント5「特殊がつけばどんな役職もつき放題らしい」)

「まあ、気分を悪くしないでくれ。君にしかできないことなんだ」
(↑チェックポイント6「『他のキャラと自分は格が違う』という事を林水に説明させたいらしい」)

「別に構わん、さっさと話せ」

「実は、この学校に少々危険な人物がいてね。何とかしたいとは思っているのだが、戦闘能力が少々高い相手でね。その相手が出来そうなのが君しかいないのだ。2−4の御崎瞬という男だが……」
(↑チェックポイント7「とりあえず、他の作家のキャラを悪人に仕立て上げるのはやめましょう」)

「ああ、奴か…」

「知っているのかね?」

「問題ない、同じクラスだ。確かに奴は危険だな。この仕事引きうけよう」
(↑チェックポイント8「同級生を倒すのに三弾論法で決定」)


 放課後。

「御崎」

 クラウドは件の危険人物、御崎瞬に声をかけた。瞬は会話の場所に屋上を指定してきた。瞬は、そこで戦いを始めるつもりだった。
(↑チェックポイント9「最後の一文だけが『クラウドが正しい』ということの説明のために視点が違う」)

「まずは話を」

「問答無用!!」

 いきなり叫ぶと共に、瞬は仕込杖を抜き、切りかかってきた。
 難なくそれを見切るクラウド。しばらくは、敵の無駄な斬撃をかわす事に専念しながら、言葉での説得を続ける。
 しかし、瞬は聞いてすらいないらしい。
 いかに忍耐強いクラウドにも我慢の限界はある。
(↑チェックポイント10「チェック個所が異様に多すぎて何を書けばいいのかサッパリ」)

 クラウドは仕方なく構えた。
 彼の体内にある光皇石が光を放ち、彼の力を最大限に引き出していく。
(↑チェックポイント11「仮面ライダーブラック?」)

「奥義! 超級武光破斬」
(↑チェックポイント12「桜花狂咲の方が良かったですか?」)

 ちゅどぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん!!
 クラウドの発した、見えない斬撃による衝撃波は、瞬を飲み込んだ。

「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 瞬は断末魔の悲鳴を上げながら、吹っ飛んだ。

「くっ、クソっ……何故トドメを刺さない」

 だが、瞬自体にはほとんど傷はついていなかった。(←チェックポイント13「さっき『断末魔』って…」)
 クラウドは先ほどの技を手加減して放っていたのである。やはり、腐ってもクラスメイトであるのだ。

「バカかお前。クラスメイトを殺せる訳がないだろうが」
(↑チェックポイント14「さりげなく優しさをアピール。でも悪いのは瞬。一蹴するのは構わない」)

 瞬に背中を向け、歩き出すクラウド。
 その背中が瞬には異様に大きく見えた。

「くっ、いずれ覚えているがいい!」

 トドメを刺さずにその場を去っていくクラウドに、瞬は呪詛の入った言葉をぶちまけ、復讐を誓った。

 しかしこの時、瞬は自分が大きな勘違いをしていることに気が付かなかった。
 クラウドの戦闘力は、一個大隊をも凌駕するという事に。
(↑チェックポイント15「ドラグスレイブでも撃てるんですよきっと」)



 後書き

 駄目リレーSSクラウド・アイアンハート第1話加筆修正どころかほぼ書きなおし版です。
 理由は、文体まで某所に似てしまっていたから(一話が)
 盗作と思われるのも気持ちよくないし、無用のゴタゴタも避けたいので、書きなおしました。
 書いている途中で思いましたが、チェックポイントなんて15では全然足りねぇ。
 イタイです。イタ過ぎます。
 チェックポイントは30くらい設定してた方がいいなぁと痛感しているところです。

 ともあれ、修正版をお届けしました。
 そして、今回の修正の件でご迷惑をかけた方には深くお詫びいたします。

 では、蔵人鉄心ことマサキでした。


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