ORACULAR‐WINGS■
 ■クラウド・アイアンハート■    <第5話>


※このSSに出て来るオリキャラは、全て作家さんの許可を取っていないものと考えてください。


 メリダ島主格納庫。
 一人の男が、そこに立っていた。
 赤いASの足もとでそれを見上げている。
 彼の名はクラウドアイアンハート。最も強く、最も美しく、最も頭のいい人間だ。その気になれば、ウィスパードさえも凌ぐほどの頭脳を持っている。SRTの隊員たちが束になっても敵わないほどの実力だ。
(チェックポイント128 「やはり、自己陶酔している主人公の設定」)

「クラウド大佐」
(チェックポイント129 「いつの間にか大佐に昇進」)

 後ろから声がしたので振り返ると、そこにはカリーニン少佐が立っていた。
「今は忙しい、あとにしてくれたまえ」
(チェックポイント130 「自分よりしたのやつは無視」)

 クラウドはそう言うと、再びASを見上げる。
(チェックポイント131 「暇なのでは?」)

 しばらくすると、クラウドは欠伸をした。
「さて、テロリストどもを退治しに行こう」
(チェックポイント132 「気分でテロリスト達を退治しないように」)

 クラウドは、立ち上がって背伸びをする。
 そして、赤いASにまたがった。
(チェックポイント133 「ASは人型でとても大きいです。馬じゃないです」)

「頑張ってね、クラウド」
「しなないで……」
 佐伯恵那とエアリスが顔を赤らめて言う。クラウドは無言で頷いた。
(チェックポイント134 「ついに出た、死者復活! 死んだんじゃないの?」)

「行くぞ、バハムート!!」
 赤いASは、世界一の男を乗せて空の彼方に飛んでいった。
(チェックポイント135 「ASは空飛べないんじゃ……」)
(チェックポイント136 「ここは格納庫のはず。天井突き破った?」)

 


 
「あそこが、テロリストどものアジトか」
(チェックポイント137 「早すぎる展開」)

 クラウドの眼下には、白い建物が建っていた。
 あそこが、テロリストどもの秘密基地なのだ!
(チェックポイント138 「台詞っぽい」)
(チェックポイント139 「悪役の本拠は秘密基地がいいらしい」)


「行くぞバハムート! メガフレアだ!!」
 空飛ぶASは、人間の目にあたる部分からビームを出した。
(チェックポイント140 「ビームを出してる」)

 ビームは、テロリスト達のアジトを一気に貫く。直後に大爆発。白い建物は跡形もなく消し飛んだ。
(チェックポイント141 「あまりにもあっけない」)

 しばらくすると、秘密基地から白旗が上がる。
(チェックポイント142 「基地は消し飛んだのでは?」)

 クラウドはそれを見ると、基地に帰った。
(チェックポイント143 「たったの数行でテロリスト壊滅」)
(チェックポイント144 「事後処理も何もない」)
 
 
 基地に戻ると、そこには恵那、エアリス、紅葉がいた。
『クラウドー――――!』
 三人が駆け出してくる。
「よかった無事だったのね」
「心配したわ」
「本当によかった」
 感動の再開である。
(チェックポイント145 「全然感動しない」)

 近くでは、相良宗介がそれを見守っていた。
「お前かっ!!」
 クラウドは、突然抜刀して宗介に斬りかかった。
(チェックポイント146 「突然過ぎる」)

「裏切りものめ!」
(チェックポイント147 「本編の主人公を裏切り者扱い」)

 クラウドは言った。
「よく分かったな」
 宗介がニヤリと笑う。
「出合ったときから、わかっていたさ」
(チェックポイント148 「嘘つけっ!」)

 クラウドも口の端を吊り上げた。
「しかーし! こいつらがどうなってもいいのかな?」
 三人は人質になっていた。
(チェックポイント149 「やはりヒロインは人質」)

「くそ」
 クラウドは、悔しがって手にしていた銃を床に置いた。
(チェックポイント150 「さっき抜刀したって書いてあった」)
「死ね!」
 宗介は、クラウドに向かって発砲する。
「あぶな――――い!」
 クラウドの前には、御崎瞬が立っていた。彼は盾になってクラウドを助けたのだ。
(チェックポイント151 「どこから来たのかわからない」)

「しゅ――――――ん!!」
(チェックポイント152 「力の抜ける叫び声」)

 クラウドは、倒れた瞬に駆け寄ってこう言った。
「馬鹿め」
(チェックポイント153 「助けてもらっておいて馬鹿呼ばわり」)

 クラウドはフェミニストなのである。
(チェックポイント154 「むしろ男女差別」)

「お前らしいな……」
 それが瞬の最後の言葉だった。
(チェックポイント155 「出番が少なすぎる」)
(チェックポイント156 「あろうことか他人のキャラクターを殺してる」)


「くそ! 宗介! 許さんぞ!!」
 クラウドは床に置いた剣に手を伸ばすが、人質がいることに気付き思い留まった。
(チェックポイント157 「やはり剣だった」)

「次こそ死ね!!」
 宗介はまた発砲する。
「危ない!」
 今度は紅葉が盾になっていた。
「紅葉――――――!!」
 クラウドは叫んだ。だが、返事はない。ただの屍のようだ。
(チェックポイント158 「またオリキャラ殺し」)
(チェックポイント159 「パクっているものがわかるうえに、この場に相応しくない」)

 
「邪魔をするな! 今度こそ!」
 またまた発砲。
 次に盾になったのは、エアリスだった。
(チェックポイント160 「ヒロインが死ねば盛り上がると思ってる」)

 さらに発砲。
 恵那も盾になった。
(チェックポイント161 「4回目になると同じ場面を書くのが面倒」)

「ちくしょ〜!!」
 クラウドの怒りの声が当たりに響き渡る。
(チェックポイント162 「悔しがってるように見えない」)

 その時、後ろのバハムートが光り出した。
(チェックポイント163 「ASって光るの?」)
 
 そのとき、バハムートは、バハムート零式として生まれ変わったのだ!!
(チェックポイント164 「また台詞っぽい」)

「くそ! 来い! アル!!」
 宗介の背後に突然白いASが現れた。
(チェックポイント165 「ASは呼んでもこない」)
 
 宗介は急いでそれにまたがる。クラウドも生まれ変わった自分のASにまたがった。
(チェックポイント166 「ASは馬型じゃありません」)

 2機のASが対峙した。
 二人とも、相手の隙を窺っているようだ。
 だが、勝負は一瞬でついた。
(チェックポイント167 「本当に早すぎる」)
 
「バハムート零式!! テラフレアだ!!」
 その声と共に、クラウドのASの顔のあたりから、青白いビームが放たれた。
(チェックポイント168 「やはりビーム撃ってる」)

「くっ!!」
 宗介は、無我夢中でラムダドライバを発動した。
(チェックポイント169 「またがってるのにラムダドライバ発動」)
 
 だが、テラフレアの前では、それも無駄である。
(チェックポイント170 「ラムダドライバ搭載の必要なし」)
(チェックポイント171 「ラムダドライバをも貫通するビーム」)

 
「うわ――――――――――!!」
 宗介と白いASはは断末魔の叫びと共に塵になった。
(チェックポイント172 「本編キャラ+ASを破壊」)
 
「終わった」
 クラウドは、そう言ってASから飛び降りた。
「待っていろ、ラグナロク!! 待っていろ、セフィロス!!」
(チェックポイント173 「さっきまでの展開を無視した台詞」)

 彼は真っ赤な夕日に向かって叫ぶのであった。
(チェックポイント174 「最後はやっぱり夕日」)
(チェックポイント175 「何をやりたかったのか分からなかった」) 

 
 
  あとがき
 どうも、ようやく5話を仕上げ終わりました。
 しかしあれですね、αブーストさんと柳生さんのキャラクターを使ってあげたわけですが、使いにくかったですね。本当。
(チェックポイント176 「他人のキャラ無断使用の挙句、文句を言う」)
(チェックポイント177 「人のHN間違えてる」)


 今度、私が新しい設定で投稿しなおしてあげますので、待っていてください。
(チェックポイント178 「他人のキャラの設定を勝手に変えようとしている」)
 
 ではまた、楽しみに待っていてください。




 はじめまして、REDです。
 何と言うか……、これがはじめての投稿作品になってしまいました(爆)
 前の方々も言っているとおりに、凄く疲れるSSでした。
 執筆時間自体はとても短かったのですが、逆に精神力をとても消費する作品でもありました。
 さて、蔵人くん、どうなってしまうのでしょうか。
 ヒロインは2回も死んでますし……。
 ということで、次回に期待しましょう(って誰も期待してないかも知れませんが:笑)
 それでは!


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